アジアテニスの夜明け・ルーが世界トップ10を撃破
全豪オープン本選2回戦で、台湾のルーが世界トップ10のナルバンディアンを撃破しました。ルーは私が現役時代に共にツアー転戦していた選手であり、日本リーグのソニーでも同じチームでプレーしたチームメイトでありました。2007年の慶應チャレンジャーにも出場してくれました。添田豪選手のツアーコーチとして海外遠征した際にも、遠征先でアジアテニスの未来について色々と意見交換してきました。
2003年の中国・北京で行われたサテライト大会で夕食を共にした時に会話したことは今でも覚えています。彼はジュニアで世界トップ10に入りプロ転向したのですが、プロ転向直後に幼少時からコーチを受けていた父親を亡くしてテニスに対するモチベーションを失くしていました。2003年当時は復帰した直後でしたが、お母さんと一緒にツアー転戦しながら『必ずグランドスラムに出場して父親の夢を叶える』と決意を新たにしていました。
彼は練習の虫です。2002年の福岡フューチャーズではヒッティングパートナーと誰もいない会場で朝早くから練習していましたし、2004年のカナダチャレンジャーでもコーチと一緒に同じく朝早くからトレーニングをしていました。いち早く、ドイツのシュトラーとコーチのダークとコンタクトを取るようになり、ドイツ人脈から欧州出身のコーチとツアー転戦していました。
台湾ではテニスでスポンサーを見つけるのが難しく、日本リーグのソニーテニスチームに所属して資金を貯めながらツアー転戦しています。夕食も値段の高いレストランを避けてショッピングモールのフードコートや『SUBWAY』のサンドイッチでした。
錦織圭選手の様に10代で世界トップ100入りするような早熟型の選手ではありませんし、アジアを拠点にしているので常に練習相手に恵まれている訳ではありません。その環境の中で世界ランクを上げていくことは並大抵のことではありません。日本では添田豪選手がルーの後に続いています。早くして世界トップ100入りしたタイのスリチャパンではなく、ルー、韓国のリー、日本の添田豪選手が20代半ばで世界トップ100入りを果たすことを新たなアジアテニスのモデルとなります。
台湾には、昨年の世界ジュニアナンバーワンに輝いたヤンも続いています。錦織圭選手1人だけではなく、アジアテニス全体の底上げが徐々に進んでいます。アジアテニスの夜明けが近づいています。
bjリーグ最長236cmの男、孫明明と















