2008年7月 8日

パキスタンから受けた衝撃

ロンドンを訪れた際、インド出身やパキスタン出身の人々を多く見かけたこともあり、
選手時代に1ヶ月間パキスタンの試合に出場したことを思い出しました。

そうした矢先、今朝の新聞でパキスタンのカラチ市内で爆破テロがあったとの報道
を目にしました。あの時に一緒に戦ったパキスタン選手たちは無事なのでしょうか?
秋葉原で殺傷事件がありましたが、カラチの様に東京都内の5箇所で爆破テロがあれば、
不安を通り越して恐怖の日々が訪れると思います。

パキスタンでは、車の多くはスズキ製で、タクシーがスズキと呼ばれていました。
パキスタンは親日国なのです。

パキスタンナンバー2のアキール・カーンがウェアの袖にピザハットのパッチを付けて
いたので、どんな契約内容か聞いてみたら、月に2回ピザハットでピザ食べ放題の
契約だと言っていました。普通の選手はパッチをつけることによって、契約金をもらえる
のに、まさかピザ食べ放題とは。そして、その1回分を私との食事に当ててくれました。
アキールは本当に優しい奴でした。

パキスタンナンバーワンのアイサム・クレシはダブルスで世界トップ60入りを果たして
います。日本の平均月収を聞いて本当に驚いていました。そして、彼はイスラエルの
選手とダブルスを組んで自国から批判を浴びた後、今回のウインブルドンでは敵国
であるインドのボパナとダブルスを組んで本選2回戦まで勝ち上がっています。
まさにテニスを通じて世界平和を唱えています。そういう人格者はセカンドキャリアでも
必ず成功すると確信しています。

今年に入り、男女ともにグランドスラムチャンピオンを輩出したセルビアの選手たちも
自国内で空爆を受けた過去を持っています。グルビスという期待の若手選手を輩出
したラトビアも裕福な国ではありません。そういう国の人たちのメンタリティーはハングリー
という言葉そのものでした。

これから将来、日本が様々な分野で世界に出ていくためには、そういったメンタリティー
を理解する必要があると思います。その上で、日本国民がワールドワイドなスポーツに
接する機会を提供することは重要です。

そして、最近ではNHKに続いて、WOWOW、GAORAではその映像を観ることが出来ます。
本当にありがたいことですし、幸せなことです。
テニスが世の中に対して影響を与えることの出来る可能性は無限です。

コメント

パキスタンには最近いっていないので懐かしい!!パキの軽井沢ことイスラマバッドに久々に行きたくなりました。

パキでは地震の時も、神学校事件の時も、ブット氏が帰ってきた時も、爆弾が爆発した時も日系カーメーカーはスズキを筆頭にトヨタ、ホンダ、ヒノ、ダイハツと車を生産し続けています。トンカツを食べられない厳しい環境のもと、駐在している方には本当に頭が下がります。
特にスズキはパキ以外でも至るところで頑張ってますね。水島上等兵の"竪琴"で有名なビルマに唯一工場をもつ日系メーカーです。
この積極性が日系の強さの一つなのでしょう。

テニスもビジネスも世界で勝つには積極的に世界に出て行く必要があるのかも知れませんね。
でも、くれぐれも安全第一でお願いします。

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