2008年3月10日

添田豪の優勝、イタリア遠征

添田豪が京都チャレンジャー(賞金総額35,000ドル)でシングルス優勝、ダブルス準優勝を果たしました。これでシングルスの世界ランクは150位台に上がります。ダブルスでの活躍は多くの人が驚いていると思いますが、私に驚きはありません。昨年11月の慶應チャレンジャーで準優勝してからダブルスに対する意識に大きな変化がありました。今年1月のハワイチャレンジャーの決勝戦では、先日のサンホゼグランプリ(賞金総額436,000ドル)でブライアン兄弟に勝って優勝したマーティン・リプスキー組に対して4-6、7-5、7-10という惜敗でした。先日のデ杯フィリピン戦のダブルスでも4セットの大接戦をものにしています。世界ランク120位台までジャンプアップした錦織圭の活躍が大きな刺激になっているのは間違いありません。日本男子にとってとても良い循環です。

俄然、4月のアウェイでのデ杯インド戦に向けて勢いがついてきました。インド戦に勝つとワールドグループとの入替戦です。昨年、日本はワールドグループとの入替戦では、ルーマニアを後一歩まで追い詰めながらの惜敗でした。あの痛恨の敗戦から半年後、日本男子テニスは新たな展開を見せています。本当のテニス強豪国になる為には長い年月が必要ですが、新たな扉が開けてきています。海外で育った錦織圭に対して、国内で育った添田豪の活躍は国内に控えて海外に出て行こうとしている若手選手に大きな影響を与えており、これから選手層を厚くしていく上で重要なことです。


明日から私は慶応義塾大学の会田翔、喜多文明、富田玄輝、國盛充知人、松本賢の5名と共にイタリア・サンレモにあるボブ・ブレットテニスキャンプにトレーニングに行く予定です。ボブ・ブレット氏は私が選手時代からの恩師であり、現在でもコーチングをする中でサポートを続けてもらっています。私が教えている選手たちも錦織圭の活躍には大きな刺激を受けています。前例のない試みですが、新たな挑戦の一歩を踏み出すことが重要です。イタリア組がもの凄い形相で必死にトレーニングを積んでいる事実を体感し、それを持ち帰って日本組に何を伝えられるか。明日から新たな勝負が始まります。

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