2008年3月31日

広島の死坂

1994年、大学2年生時、私はトレーナーのパイオニアである白石宏氏のトレーニングを受けに広島に行きました。そこでは今まで見たことのない地獄のトレーニングを積み、自分自身が大きな変化を遂げていくのを体感しました。あれから14年。私が指導する学生たちに一流選手を指導する一流のトレーナーの方から何かを感じて欲しい一念で広島を訪れる機会を得ました。久しぶりにお会いした白石宏氏、細川二郎氏、宮倉隆行氏からは、『本物』を感じ取ることが出来ました。選手に『本物』を教えるためには、自らが『本物』にならなくてはいけない。それが最も大きな収穫だったかもしれません。


これが死坂です。250メートル近い坂を10本近く走ります。私の最高タイムは49秒。為末大選手は32秒で走ります。


1本走った後にはこのように倒れます。


集合写真


2008年3月29日

桜咲く

蝮谷も桜が満開となりました。蝮谷をこの7年間清掃されている清掃員の方は、蝮谷で働くようになってから全く風邪を引かなくなったそうです。自然に満ち溢れた環境でテニスが出来ることに感謝する毎日です。


男子Dチームの戦う姿勢

連日、男子Dチームが亜細亜大学Bチーム、成城大学Bチームと対抗戦を行い、連勝しています。亜細亜戦における彼らの必死に戦う姿勢からは、心に強く伝わってくるものがありました。慶應義塾大学テニス部では、トップチームだけが強くなることを目指しているのではなく、部員全員がひとりの選手として自分のテニスの限界に挑戦することを目指しています。世界ランクや日本ランクでトップ入り出来るのは限られたひと握りの選手です。だからこそ、結果だけを勝ち負けとするのではなく、自分の中での限界を目指して、テニスを辞める時に悔いなくテニスラケットを置いて欲しいと願っています。それが自分の中での勝ちだと思います。男子Dチームの戦う姿勢が部員全員に浸透した時、慶應義塾大学テニス部は真の勝利を獲得します。


2008年3月26日

早稲田フューチャーズ

今年も早稲田大学によるフューチャーズ大会が開催されました。まさに学生主体で運営が行われており、慶應義塾大学でも開催している慶應チャレンジャーにも参考になる点が多々ありました。慶應義塾大学では、プレ予選で優勝した鎌田健太郎、喜多文明が予選に出場。喜多は予選決勝で負けた後ラッキールーザーで本戦入りしたものの、本戦1回戦敗退。ダブルスでは早稲田の伊藤選手と組んで本戦1回戦で第1シードを破ったものの、2回戦で惜しくも敗退。しかし、昨年末から取り組んできた練習やトレーニングを試す貴重な機会となりました。ダブルスでワイルドカードを頂いた早稲田大学の関係者の方々には心より感謝申し上げます。


2008年3月24日

小泉体育賞受賞

『練習は不可能を可能にする』

元慶應義塾大学の塾長であった小泉信三先生の言葉です。小泉信三先生は自らテニス選手として活躍され、長年庭球部長として庭球部を支えられました。その小泉信三先生の功績を記念して作られた賞が小泉体育賞、小泉努力賞になります。慶應義塾体育会の中で、全国優勝を果たした部や学生に小泉体育賞、全国大会上位進出、関東大会優勝の部や学生に小泉努力賞が表彰されます。会田翔・喜多文明組のインカレ優勝に小泉体育賞、王座準優勝に小泉努力賞が表彰されました

また、小泉信三先生の生誕120年を記念して小泉信三展が開催されます。

taiiku.jpg


2008年3月23日

庭球三田会総会と卒業生送別会



OBOG現役が一同となり記念撮影


卒業生と共に


インディアンウェルズ準決勝では、フェデラーがフィッシュにストレートセットで敗れる波乱が起きました。ボトムハーフからはジョコビッチが決勝進出し、確実に成長しています。
ウィルス性の病気に冒されていたフェデラーに対して、ナダルは350ポイント差、ジョコビッチは1200ポイント差です。ソニーエリクソンオープンでフェデラー、ジョコビッチ、ナダルがどんなプレーを見せるのかに注目です。


2008年3月22日

関西遠征:関西学院大学との対抗戦

関西遠征の締めくくりは関西学院大学との対抗戦でした。関西学院大学の主力メンバーが4人抜けての対抗戦でしたが、6対3での勝利となりました。昨年王座出場校に勝利したという結果に加えて、何よりも戦う姿勢が全面に出ていたことが大きな収穫でした。この数年間『戦う集団になる』ことをテーマにしてきましたが、ここまで徹底できたことはなかったと思います。

ダブルス3の長尾・金田が0-6、1-6で敗れた後、一瞬、チーム内に暗い雰囲気が漂いました。しかし、そこから全員が気持ちを取り直して闘志を前面に出して戦うことが出来ました。渡邊は攻撃の手を最後まで緩めることなく貫きました。藤原は最後の最後までメンタル面で自らをコントロールしました。守屋は思うようなテニスが出来ていませんでしたが、最後のエキシビジョンマッチまで攻撃的なスタイルを貫こうと挑戦しました。伊藤は精神的に大きな壁を乗り越えました。長尾は1-4から挽回してタイブレークで第1セットを先取して勝ちをもぎ取りました。金田は課題のプレーをトライし続けました。言葉で言うと簡単に聞こえますが、各人が本当に難しい課題に積極的に取り組んでいます。

長尾主将のリーダーシップには頭が下がります。目標が『1部昇格』から『日本一にふさわしいチーム』と変わってきました。私の考える『日本一にふさわしいチーム』は妥協なきチームです。仲良しチームではありません。そしてさらに『明るく、元気よく、前向き』なチームへと進化しています。戦う集団への道を確実に歩み始めています。これは理屈で説明できるものではありません。身体で体感するものです。

就職活動がだんだん佳境に入ってきました。こういう経験を積んでいる学生を企業は求めているはずです。精神面を軽く見る人には理解できないことかもしれません。どんなに一生懸命エントリーシートを書いてみても、本質的に戦う経験を体感していない体育会の学生の化けの皮はすぐに剥がれます。私は学生たちにテニスと就職活動の両立を勧めています。目の前のテニスに真剣に取り組んでいない学生を企業はすぐに見抜くと思います。今回の遠征は非常に濃い内容となりました。


関西学院大学の校門


関西学院大学テニス部のスローガンである『Nobel Stubborness:品位ある不屈の精神』の前で記念撮影


充実感のある笑顔の渡邊廣乃と金田穂波


2008年3月21日

関西遠征:びわこ成蹊スポーツ大学との練習試合

昨日は園田学園女子大学との対抗戦、今日はびわこ成蹊スポーツ大学との練習試合。強風のため、室内コートに場所を移して練習試合を行われました。日本代表女子監督であり、びわこ成蹊スポーツ大学の教授である植田実さんからも貴重なアドバイスを頂き、学生たちは目を輝かせていました。ポイント間の25秒間におけるメンタルアプローチ、選手の目指すべきプレースタイルの可能性、コーチングのタイミング等々、私自身も教えられることばかりでした。強風のため、場所を室内コートに移す際にも、手際の良いアレンジをして頂き、本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。夜のミーティングにおいて、学生たちの成長振りを肌で感じることが出来、非常に充実した遠征になっています。

植田実教授を始め、びわこ成蹊スポーツ大学テニス部の皆様、大変お世話になりまして本当に有難うございました。


びわこ成蹊スポーツ大学の構内、びわこ成蹊スポーツ大学には各競技や分野の第一人者の方々の教壇に立って指導が行われています。サッカー部は総勢50名でバルセロナ遠征に出ているとのことでした。テニスも含めて素晴らしい環境です。


風速30メートルの強風で、湖西線の堅田駅から比良駅まで運転が見合わせられるほどでした


植田実教授


記念撮影


私がジュニア時代に育った朝日生命テニス教室のものと思われるメディスンボール、朝日生命ナショナルテニスセンターが閉鎖される際に植田実教授が持ってこられたのだと思います。本当に懐かしい思いが蘇ってきました。


近くの山の山頂部分には雪が残っていました。空気がきれいとても気持ちの良い場所です。特に琵琶湖は海と見間違えるほどです。


場所を移して行われた今津サンルーフ


記念撮影


びわこ成蹊スポーツ大学テニス部は明るくてとても感じのよいチームでした


帰りの電車の中、今回の遠征を裏方で支える主務の加藤友梨と主将の長尾幸奈


同じく藤原舞と守屋友里加


夜遅くにわざわざホテルまで差し入れを持ってきてくれたOG1年目の石井真理江、ちなみに彼女は阪急百貨店の採用ページにも写真が登場してきます


2008年3月20日

日本帰国→女子関西遠征

午後4時に日本帰国しました。成田空港からそのまま新大阪まで移動してきました。今夜から慶應義塾大学テニス部女子チームの関西遠征に同行です。今日は園田学園女子大学と対抗戦を行い、6対2でした。明日は恩師である植田実さんが監督を務められているびわこ成蹊スポーツ大学と練習試合を行います。


2008年3月19日

イタリア遠征最終日

イタリア遠征が終了しました。厳しい練習を乗り越えたからこその充実感があります。それは学生たちの顔からも見て取れます。言葉で言い尽くせない多くのことを学ぶことができました。ここで学び経験したことを日本に戻ってからも更に進化させていくことが何よりも重要です。ボブと出会ってから7年、分かったつもりでいたことも改めて教えてもらいました。

このような機会を与えて下さった慶應テニス部関係者の方々に心より御礼を申し上げます。本当に有難うございました。


ボブに対して言葉では言い尽くせない感謝の気持ちでいっぱいです


トレーニングでサッカーもやりました


サンレモで出会ったフランス人コーチのニコ、クロアチア人コーチのニック、日本から助っ人でコーチ参加していた石井大裕君


クロアチア人のロブロとニック、ロブロは将来確実に195センチまで伸びるそうです


ボブブレットキャンプ特製のTシャツを名前入りでプレゼントされました


練習を終えて


ボブブレットキャンプ特製Tシャツを着て記念撮影


2008年3月18日

イタリア遠征7日目

明日は午前練習をして帰国になるので、今日が1日練習を出来る最終日です。練習後、ボブからチーム全体と個人に対してアドバイスをもらいました。

ジュニアについてきているクロアチア人コーチのニック、ボブキャンプのニコとコーチングに関して議論をする機会がありました。今回、様々なコーチと出会い、議論することが出来たことも貴重な経験となりました。ボブがいたからこそです。


ジュニアたちも含めて30分かけてウォーミングアップをします


私もデモンストレーションをやりました


イングランドからアッシュウィンの髪は赤とブロンドで染められています



2008年3月17日

イタリア遠征6日目

今日は遠征6日目となりました。残りもあとわずか。遠征の集大成に入ってきました。


フォアハンドの強打を体得した松本賢


マネージャーのサンニャがアパートメントやトランスポーテーションなどをアレンジしてくれます


スイスからやってきたヴィクトリア


ジムに行くまでの道


ジムではキックボクサーも練習しています


こういう人もウェイトレーニングをしています?!


キックボクシングの練習に見入るトレスチャンとエリオット


コートキーパーが水まきなどテキパキと働いてくれます


トレーニングで痙攣したトレスチャン



2008年3月16日

イタリア遠征:モナコ観光

今日は終日オフとなり、みなで電車に乗ってモナコ観光に行ってきました。学生たちは歩くだけで筋肉痛で辛そうでしたが、良いリフレッシュになったようです。


サンレモの海を背に


サンレモ市内のカフェ


ジェラード


サンレモ市内


サンレモステーション


駅構内


この電車でサンレモからモナコに行きました


モナコ市内


モナコ王子が住むパレスから見たモナコ


このような看板がありました


ボブがモナコを案内してくれました


この2階にボリス・ベッカーが住んでいたとボブから教えてもらいました


モナコ刑務所の上で記念撮影


モナコのアクア博物館


水族館の魚たち


モナコの歴史が飾ってあるコーナー


モナコの港脇のカフェ


マスターズシリーズが開催されるモナコカントリークラブ


すぐ隣が海です


1980年の優勝者はボルグ


2007年の優勝者はナダル


帰りはバスで帰ったのですが、バス停の目印がなく困りました


2008年3月15日

イタリア遠征4日目

イタリア遠征も4日目に入りました。早朝ランニングにも慣れてきました。イタリア生活にも慣れてきました。食事のオーダーもイタリア語で出来るようになってきました。今日は午前練習、ウェイトトレーニングで終了。今日の午後、明日はオフです。学生たちは練習終了後、そのままベットに倒れこみ、6時間眠り続けました。内容の濃さが伝わってきます。

インディアンウェルズでは、錦織圭が予選を勝ち上がったものの、本戦1回戦でクロアチアのマリン・シリッチに敗れました。1988年生まれで世界ランクトップ40入りしているシリッチはサンレモのボブ・ブレットキャンプを拠点にツアー転戦している選手です。シリッチのコーチであるボリスはここのコーチでもあります。不思議な偶然でした。ボブ・ブレットはいままでクロアチアのゴラン・イバニセビッチ、マリオ・アンチッチを指導してきたので、ここにはクロアチアからも多くのジュニアが集まってきます。現在、キャンプに参加している12歳のロブロも父親と共にやってきています。父親は仕事を辞めてまで子供の将来に夢を託しています。他にもラトビア、ロシア、スイスからも若いジュニアが父親とやってきています。ここの事務を担当しているサンニャの両親はセルビア人です。旧ユーゴスラビアの人たちの逞しさからは色々なことを教えられます。学生たちもテニス以外に多くのことを学んでいます。


話は変わりますが、元麻布にある「イタリアンレストランバー"AVANTI"」に行ってきました。そこでの会話がFM東京にて『サントリー・サタデー・ウェイティング・バー"AVANTI"』放送されました。テーマは『一人前のプロテニスプレイヤー』です。次回は4月26日(土)に行ってきます。そこでの会話がFM東京にて17時00~17時55分に放送されるようです。(不思議ですね!)是非お楽しみに!


15歳のイタリアジュニアのヴァレンティーノ、15歳にして世界ランク800位です。力強いストローカーでもの凄い負けず嫌いです


ジュニアキャンプの様子


毎日ストリンガーがラケットを届けにきます。レッドクレーなのでガットがすぐに切れます


スイスから参加のアッサム親子


クロアチアから参加のロブロ親子


ロシアから参加のマキシム家族


レストランのオーナーであるニコ、毎日美味しいイタリア料理を作ってくれます


ポルトガルフューチャーズから戻ってきたアイルランドのトリスチャン、5年振りの再会です



2008年3月14日

イタリア遠征3日目


朝のランニング、丘の上から下って上るので相当にきついです、地中海をバックに


アパートメントからクラブまでは歩いて5分です


テニスクラブの2階にも宿泊できます


14歳のアンチッチもジュニア国際大会でこのクラブでプレーしています


ボブの次女カテリーナと再会


5年前、ボブの家族と共に、赤いシャツがカテリーナです、本当に成長しました



2008年3月13日

イタリア遠征2日目

今日も朝7時のランニングからスタート。日に日に学生たちのテニスが良くなっています。ボブが学生たちに教えてくれること、また私に教えてくれること、異国でのチームワーク、全てが力になっています。本当に厳しい練習に立ち向かっている選手たちを見ていると今後が楽しみです。



イタリア人コーチのファビオ


フランス人コーチのニコ


スイス人のアッサムとラトビア人のアクトス、2人共に英語完璧です


プライオメトリックトレーニングをする会田翔


メディスンボールを投げる松本賢


ミニハードルを飛ぶ国盛充知人


2008年3月12日

イタリア遠征1日目

6時半起床。イタリア遠征初日は、7時からのランニングで明けました。午前練習後、ウェイトトレーニング。午後練習後、ランニングトレーニング。夜はボブがイタリアンをご馳走してくれました。本当に厳しい練習なのでとても充実しています。みんなバタンキューの1日でした。


練習前


朝食はパンを食べます


朝からフォッカチオが食べられます


練習風景


練習後、フルタイムでイタリア人のフランチェスコ、オーストラリア人のエリオット、イギリス人のアシュウィンがいます


ウェイトトレーニングをするボブ


ボブが夕食に招待してくれました


ミラネーゼ&ペンネポモドーロ


2008年3月11日

イタリア遠征の移動日

今日からイタリア・サンレモにあるボブ・ブレットテニスキャンプへと出発します。
成田空港から約24時間の移動でした。成田空港→フランクフルト(フランクフルトで5時間のトランジット)→ニース→空港からタクシーでモナコ・モンテカルロを通ってイタリア・サンレモという経路でした。飛行機の中では寝ましたが、徹夜をしている感覚です。イタリア・サンレモのアパートメントに着いたのは11日深夜1時。深夜2時には就寝。


チェックインした荷物

慶応テニス部OBの塚原さんが成田空港内で経営されるお店『京辰』でご馳走になりました。ちなみにターミナル1のユナイテッド航空カウンター前にあります。


ニース空港に迎えに来てくれたタクシー運転手


アパートメントのベッド


キッチンもあります。


2008年3月10日

添田豪の優勝、イタリア遠征

添田豪が京都チャレンジャー(賞金総額35,000ドル)でシングルス優勝、ダブルス準優勝を果たしました。これでシングルスの世界ランクは150位台に上がります。ダブルスでの活躍は多くの人が驚いていると思いますが、私に驚きはありません。昨年11月の慶應チャレンジャーで準優勝してからダブルスに対する意識に大きな変化がありました。今年1月のハワイチャレンジャーの決勝戦では、先日のサンホゼグランプリ(賞金総額436,000ドル)でブライアン兄弟に勝って優勝したマーティン・リプスキー組に対して4-6、7-5、7-10という惜敗でした。先日のデ杯フィリピン戦のダブルスでも4セットの大接戦をものにしています。世界ランク120位台までジャンプアップした錦織圭の活躍が大きな刺激になっているのは間違いありません。日本男子にとってとても良い循環です。

俄然、4月のアウェイでのデ杯インド戦に向けて勢いがついてきました。インド戦に勝つとワールドグループとの入替戦です。昨年、日本はワールドグループとの入替戦では、ルーマニアを後一歩まで追い詰めながらの惜敗でした。あの痛恨の敗戦から半年後、日本男子テニスは新たな展開を見せています。本当のテニス強豪国になる為には長い年月が必要ですが、新たな扉が開けてきています。海外で育った錦織圭に対して、国内で育った添田豪の活躍は国内に控えて海外に出て行こうとしている若手選手に大きな影響を与えており、これから選手層を厚くしていく上で重要なことです。


明日から私は慶応義塾大学の会田翔、喜多文明、富田玄輝、國盛充知人、松本賢の5名と共にイタリア・サンレモにあるボブ・ブレットテニスキャンプにトレーニングに行く予定です。ボブ・ブレット氏は私が選手時代からの恩師であり、現在でもコーチングをする中でサポートを続けてもらっています。私が教えている選手たちも錦織圭の活躍には大きな刺激を受けています。前例のない試みですが、新たな挑戦の一歩を踏み出すことが重要です。イタリア組がもの凄い形相で必死にトレーニングを積んでいる事実を体感し、それを持ち帰って日本組に何を伝えられるか。明日から新たな勝負が始まります。


2008年3月 8日

『大学とスポーツを考える』

慶應義塾大学日吉キャンパスにて創立150年記念イベント『大学とスポーツを考える』というシンポジウムが開催されました。山崎元慶応義塾常任理事、竹田恆和JOC会長を始めとしたトップスポーツに携わる方々による講演、パネルディスカッションが主な内容でした。

大学とスポーツを考える

その中では、慶応義塾体育会の多くの部では、常駐コーチがいない、トップ選手が入ってこない、選手育成の環境が整備されていないという暗い現状が紹介される一方、桜スポーツフェスタという地域密着型のイベントが開催されるという明るい試みも紹介されていました。

桜スポーツフェスタ

慶應テニスは幸いにも私が常駐でコーチをする環境があり、世界での経験を持つ選手や日本トップの戦績を持つ選手も入学し、世界を体感できる国際大会も開催しています。慶應テニスとしてどのような足跡を残していけるのか。来月から始まる博士課程で研究していきたいと考えています。


2008年3月 3日

京都チャレンジャー

2月28日より島津全日本室内テニス選手権大会(京都チャレンジャー)に来ています。慶應義塾大学の会田翔、喜多文明、富田玄輝は残念ながら予選で敗れました。OBで世界ツアーに挑戦している松永浩気は主催者推薦枠で単複本戦に出場する予定です。

例年、京都チャレンジャーの次週に開催されていたベトナムチャレンジャーがキャンセルとなったため、今年は海外から参戦する選手が減りました。その影響でATPポイントを持たない日本人選手にもチャンスが回ってきました。シングルスのATPポイントを持たない富田玄輝は今回の京都チャレンジャー予選に出場できない可能性もあったのですが、直接京都に足を運んで出場権を掴みました。直接京都まで足を運ばないと出場出来るか否かは分かりません。こういう行動力と経験が必ず今後に必ず生きてきます。結果だけには表れない経験です。

松永浩気, 京都チャレンジャー中国のデ杯選手であるYU選手と松永浩気



京都入りする前日、ジュニア時代のテニスの恩師である植田実さんを訪ねました。現在、植田実さんはフェド杯監督をされる傍ら、びわ湖成蹊スポーツ大学の教授をされています。人生やテニスに対してじっくりと対峙される姿勢から改めて身が引き締まる思いでした。

植田さんの教授室の本棚にあった『勝つテニス』(古賀通生著)の中に植田さんの人柄をそのまま表す文章を発見しました。

同じく筑波大学に進学した植田実は豪放磊落な男だった。後輩の面倒見もよく、男気があり、親身になって人の面倒を見るから誰からも愛された。いかつい顔をしているくせにユーモアのある男で、彼の周囲にはいつも笑いがあった。福井の陰に隠れていたが、リーダーシップのある男で、母校のテニス部の面倒を見てもらおうと考えたこともあった。


植田実さん植田実さんの教授部屋